mod_mrubyとngx_mrubyのv1.0.0をリリースしました+振り返りまとめ

先ほど、mod_mrubyngx_mrubyのそれぞれv1.0.0をリリースしました。

2012年の4月のmrubyのソースコード公開を機に開発をはじめ、今振り返ると色々な事がありながらも2年間続けて研究・開発を行い、ようやくここまで辿り着く事ができました。

mod_mrubyとngx_mrubyを実装していく中で、Matzさんをはじめmrubyに関わるすごいプログラマの皆さんと出会い、多くの事を教えていただきながらここまでやってくることができました。もし、彼らと出会うことがなければここまで続ける事はできなかっただろうと思います。

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Trusterd(mruby-http2)にリバースプロキシや動的コンテンツ機能を追加した

Trusterd(トラスタード)と呼んでいるmrubyで設定が書けるHTTP/2 Web Serverを、色々と勉強しながら実装しているのですが、それらに下記機能を試験的に追加しました。

  • HTTP/1へのリバースプロキシ機能
  • コンテンツとしてmrubyスクリプトを実行できる機能

これらの機能はまだ実装は甘く、性能・効率面はこれから詰めていきますが、一応動作するという事で簡単に紹介します。Trusterdの設定方法や簡単な紹介は、過去のエントリ「Trusterd: HTTP/2 Web Server scripting with mruby v0.0.1 リリースしました」を御覧ください

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5月からペパボで仕事しています

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5月からペパボ(敬称略)で仕事をしています。といっても厳密には業務に入るのはもう少ししてからになります。

契約は色々ありまして、子育てや学業がありますので、業務委託という形でインフラ周りを見ることになりそうです。

これまでペパボのエンジニアの皆さんとは何度かお会いしており、ご飯を食べたり、技術論をベースに将来の事をお話したりと、とても仲良くして頂いています。

特に技術基盤チームのメンバーの皆さんとはお話することが多く、皆さん個性的で技術的に幅広い知識を持ちながらもそれぞれ特定の分野においてはより深い知識を持っておられるので、お話していてもすごく楽しいです。

今後、ペパボはチャレンジングな事をどんどんやっていくように見えていますが、限られた時間でそれをうまく後ろでサポートできるように、自分の専門分野をいかして立ち回れるように頑張って行きたいです。

皆さんよろしくお願いします。

 

apxsを使ってApacheのディレクトリ構成を動的に取得

もはやApache httpdのディレクトリ構成やファイル配置はディストリビューションによって全く異なってきているのが現状です。

そういう状況で、システムにインストールされているApacheの設定に対して、なにかアクションを起こしたい場合は、システム依存のパスをスクリプトに直接かいている人もいるかもしれません。

そこで今回は、apxsコマンドさえ特定できれば、Apacheのディレクトリ構成やファイルの配置を動的に取得できるので、それを試してみましょう。

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