ということで、先日「コンテナ型仮想化の情報交換会@東京」に参加して発表もしてきました。元々、主催者の加藤さんは僕が尊敬するエンジニアの1人でもあり、何かお手伝いできると良いなと思っていて、発表のお誘いを受けた時はとてもうれしく思いました。また、今回はTwitter上ではそれなりにお話している人達にも沢山あえるということで、バーチャルな世界から初めて東京に出ていくという意味で恥ずかしくもワクワクするような勉強会でした。発表個々の感想はこれから続くであろう参加者の皆様の参加エントリに期待して、このエントリには勉強会全体の感想を書き綴ろうと思います。
@matsumotory さんの周囲をペパボの面々 がぐるっと取り囲んでいる
— ito hiroya (@hiboma) October 5, 2013
@matsumotory @hiboma 基本若手ばかりですが、ひとりあんちぽさんという大物がいますのでお気をつけて。
— Gosuke Miyashita (@gosukenator) October 5, 2013
こんな感じでいきなり囲まれる所からはじまった勉強会ですが、どれも素晴らしい発表で、質疑も活発に行われおり非常に満足の行く勉強会でした。資料や動画はここに全てまとまっています。また、Ustreamの配信や事前の資料公開によって、現地にいらっしゃらない人達からもインターネット経由で閲覧・コメント等を頂くこともできて、「あー、これがインターネットか」と改めて感じました。母もUstream経由で見ており、色々突っ込まれたりもして、「うぉ!次世代インターネット!」とも思いました。
僕の発表内容は、「libcgroupとmrubyを使ったWebサーバのリソース制御アーキテクチャ」ということで、OSのリソース管理機能をアプリケーション上でやってみてもいいんじゃないかという話をしました。
- スライド
- 動画
実装のベースのmod_mrubyに興味を持った方がおおいように思いますので、mod_mrubyの高速化・省メモリに関するより詳細な話はまた別の機会にできたらやってみたいと思いました。
一週間前に、情報処理学会の研究会で同様の話を発表していて、その内容をこうやってエンジニアの勉強会でも並行して発表できた事は、エンジニアと研究者の二足のわらじを履く自分にとってはずっとやりたかった事なので、感慨深いものがありました。こうやって、研究者とエンジニアの橋渡しをしていく事が、会社を辞めてまで大学に入った僕の使命の一つだと思っているので、それがこういう大きな場で達成できてうれしく思います。
懇親会では、多くの方に声を書けていただいたり、就職のお誘いを受けたり、元々お会いしたかったペパボの皆さんともお会いすることができて、沢山楽しい話ができたのは言うまでもありません。なにより、「ブログいつも見てます」とか「ブログの記事に助けられました」とか言って頂けて、その時は恥ずかしくてリアクションはあまり取れなかったのですが、内心とてもうれしくて、ブログ書いてて良かったぁと思いました。技術的な話でも、細かく説明せずとも考えが伝わったりして、すごーいと思いました。また、そういうエンジニアをきちんとまとめられている人からは、まさに人間力みたいなものを感じて、周りのエンジニアから本当に信頼されている事が手に取るように伝わってきました。
そういえばコンテナ勉強会の懇親会でhibomaさんとapacheやnginxのコアや拡張の話で全てを語らずとも意思疎通ができる感じ、やばかった。
— MATSUMOTO, Ryosuke (@matsumotory) October 7, 2013
そして、言わずもがなmizzyさんには気がついたらみんな包み込まれていましたね。
— MATSUMOTO, Ryosuke (@matsumotory) October 7, 2013
素晴らしいですね。
とにかく、懇親会含めて非常に満足度の高い素晴らしい勉強会だったと思います。関西で開催する時は、是非参加したいと思いました。このような勉強会になったのは、やはり加藤さんの穏やかな独特の空気感によるものだと思います。非常に居心地が良かったです。ありがとうございました。
最後に、この勉強会を運営をして頂いた皆様に感謝します。