mod_mrubyでsuEXECのようなアクセス制御を実装できるようにしました。
しかも、CGIだけでなくモジュール型のPHPやmod_perl等、所謂DSOも簡単にsuEXECのようにサーバプロセスと権限を分離して実行することができます。
以下に、実装例を紹介します。
「ウェブの歴史は人類の歴史の繰り返し」という観点から色々勉強しています。2014年までの人間とウェブの未来の旧ブログです。
C言語で書かれた任意のホストプログラムにmrubyを組み込み、そのプロセスリソースを簡単かつ強力に制御するために、mruby-cgroupというmrbgemを作り、以前の記事で紹介しました。
もちろん、mruby-cgroupをmod_mrubyに組み込むことで、ホストプログラムであるmod_mruby、さらにはApacheそのもののリソース制御が可能になり、Webサーバへのリクエスト単位でもリソース制御が可能になります。
しかし、軽量なリクエストに対して、無条件にリソース制御の機能を適応してしまうと、リソース制御を適応すること自体がボトルネックになる可能性が十分あります。また、それとは別に、cgroupの想定していない挙動が得られるかもしれません。それがどういうものなのかを評価してみました。
mod_mrubyにはぜひluajit版に勝って、言語の性能の差がシステム全体の決定的な差でないことを教えてやる と言ってほしい。すっかり他力本願モード
— Miura Hidekiさん (@miura1729) 1月 23, 2013
というツイートに触発されて、mod_luaのLuaJIT版の速度がどの程度早く、mod_mrubyと比較してどれほどの性能差があるのかを試してみました。