Web屋さんはみんな大好きabコマンドは便利ですが、オプションは複雑で数も多く、複数のホストにそれぞれに対応するオプションを指定してテストしたりすると結構カオスになりがちです。
最近では、httperfやweighttp等のabに変わる次のHTTPベンチマークツールが出てきていますが、やっぱりまだまだ現役で良く使うのはabコマンドだと思います。
そこで、今回はabコマンドの複数のベンチマークオプションのパターンを1つのRubyスクリプトに定義しておいて、それをabコマンドで読み込む事で動的に任意のパターンでベンチマークを行うab-mrubyを作りました。外出しで書いたRubyスクリプトとabコマンドの連携は、ab-mrubyと見てわかるように、mrubyを使っています。
これによって、RubyでURL別にベンチマークパターンを定義しておけば、URL毎にいちいちオプションを指定する必要がありません。ab-mrubyで指定するベンチマーク対象URLから、動的にベンチマークパターンを決定することができます。また、オプションの羅列に比べて非常に可読性も良いので、後から見ても、どういうベンチマークパターンだったかすぐわかるようになります。