革小物といえば、やはりエルメス。
エルメスの右に出るものは無いと言われている。
しかし、そんな人たちでも、革のグローブに限ってはこう言う。
「最も良いグローブはエルメスではなく、デンツのペッカリーグローブだ」、と。
そんなことをみんなが言うので、円高に便乗して買ったのが、ペッカリーグローブのカシミアライニング。
カシミアライニングには、あのジョンストンズのカシミアを使っているようだ。
通りで暖かいわけだ。
ペッカリーの革は非常に希少で貴重である。
非常に柔らかくこしがあるのが特徴で、革グローブに最もあった皮だと言われている。
3つの穴が均一に空いているのが外見の特徴だ。
もちろんエルメスもペッカリーを使用している。
しかし、デンツのすごいところは、200年以上の伝統と経験に基づいて、手袋をしていない時のように指を動かすことができるような型を取っており、何パーツもの組み合わせによって作られている。
「手袋をしながら切符を取ることができる」
「新聞をめくることができる」
などなど、様々に形容されているのが、このデンツのペッカリーグローブだ。
このように、手の甲側に3本の筋が入っているような形が、英国において最もクラシックな形だと言われている。
どんどん手に馴染んできて、柔らかくなってきたので、ますます使い込んで自分の手のように自由に動かすことのできるグローブにするのが夢だ。
ノンライニングのペッカリーグローブも欲しいなぁ。