「社会人になったら、初ボーナスでエドワード・グリーンの靴を買おう。」
これが、革靴にはまりだした頃に思っていた夢だった。
それが、今日ついに現実になったのでした。
(ボーナスはまだもらってないけど、今月の請求は来月ということで)
ストラスブルゴにいって、一通りグリーンの存在する木型を履いてみましたが、今までのフィッティングが覆されたような気持ちになったことが一番大きかった。
土踏まずは、下・横・上からガッチリとホールドされ、ヒールはまるで食いついてくるような印象。
かなりきつめのはずなのに、バランスよく足の形にフィットすることで、全体としては非常に包み込まれるような感覚。
これが既成の最高峰とされている靴なのかー、としみじみ思ったのでした。
では、木型別の感想と共に購入したダービーのDOVERの写真を載せていくよ!
■木型別感想
・202
グリーンの最も王道で伝統ある木型。
32と比べて、ウィズ部分が少しゆったりとしている。
僕は6ハーフのEウィズを試し履きしたが、店員さんとの話の結果、202なら6ハーフのDウィズが最も良いだろうという結論。・32
ドーバー専用の木型といっても良い。
上記の通り、202よりもウィズが少しタイトになっている。
こちらは32のEウィズが最も合っていた。・82
202を少しロングノーズにしたような木型。
サイズはEウィズで問題なし。
ロングノーズのため、少し捨て寸があり、202よりもボールジョイント部から先が楽な印象。
見た目は少しトレンドを取り入れている。かっこよいという感じ。
ヒールとソールの形状が少し低くおさえられている。・808
もともとはトップドロワー及びビスポーク専用の木型のもの。
こちらは6ハーフのEでやはりジャスト。
ソールの形状が低くおさえられており、ロングノーズ気味のスクエアトゥであり、見た目は非常にスマート。
履き心地も、82と近い感じで、最も無理のないフィット感があったように思う。
一番はいていて気持ちよいフィット感の木型だった。
個人的には、グリーンで最も好きな木型。・888
808と履き心地はあまり変わらない印象だが、トゥがかなりのかっちりスクエアトゥ。
これも6ハーフのEウィズでジャスト。
少しスクエア過ぎるので、あまり好みではないかも。
808のスクエア具合を超えてしまうと、少しやりすぎ感が。
といった感じで今日履いた木型はこんな感じ。
結局ほとんどの木型を履いてしまった・・・、約2時間くらい。
まぁ、良い靴を買う時の楽しみはこの時間にあるようなものなので。
で、初グリーンということなので、グリーンの元オーナーが最も気に入っていた靴であり、グリーンの象徴といって良い靴であるドーバーの6ハーフEウィズを購入した。
グリーンも、グリーン特有のサイジングのため、通常クロケットやグレンソンなどでは7か7ハーフなのだが、今回は6ハーフあたりになった。
ドーバーの特徴とされているスキンステッチ。
今や、グリーンでも2人の職人しかできない技術だそうだ。
インソールは少し変わったのかな?
つい先日入荷された新品のようで、状態も最も良いものだそうだ。
運が良かった。
さらに、ドーバーのもう1つの特徴である、スペードソール。
トゥから踏まず前まではダブルソールなのだが、踏まず部分はシングルソールになっている。
この仕様によって、柔らかい履き心地とダブルソールによる大きな沈み込みから最高のフィット感を味あわせてくれる。
前から。
斜めからパシャっ。
もう一枚パシャっ。
靴にはまってからの夢がかなって本当に満足だ。
次回は808の靴を買おうと思う。
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靴に凝るって、本当のお洒落さんなんですね♪??(・∀・)イイネ!!
お洒落とかはあんまり考えてなくて、一流のものを体感したいというところが目的ですねぇ。
いいなぁ、素敵だなぁ。
羨ましいです。
DOVERは永遠の憧れ。
磨き甲斐がありそう。
書き込みありがとうございます。
靴にはまったときに思っていた夢がかなったので、本当に大事に磨きたいと思ってます。
もちろん靴なのでしっかりと履いて。
いったんグリーン履くと、もう戻れないですねw
はじめまして、こんにちは。
私は本格靴に興味を持ち現在、リーガル、ジョンマーを複数持って履いています。
今後ステップアップとして、グレンソン、大塚M5あたりを考えていました。
グレンソン、大塚も大変評判の良い靴ですので、そのクラスの靴で
満足するであろう、グリーンは(高価ですし)必要あるまい、
と考えていたのですが、matsumoto様のブログを最初から拝見して、(予算が許せば)
グリーンを購入した方がよいのか迷っています。
matsumoto様はグリーンを購入した今、どのように思いますか?
お手持ちのグレンソン、クロケットと比較して、格段に素晴らしいですか?
はじめまして、コメントありがとうございます。
グリーンに関しては、それ以下の価格帯の靴(クロケットやジョンマー等)とは、全く別レベルと考えて良いと思います。
既成でありながら、どうすればビスポーク並みに足に完全にフィットするかを深く追求した数少ないメーカーだと思います。
特にヒールカップ部の作りとフィッティングに関しては、他の追随を許さないレベルだと思います。
皮質に関しても、クロケットのハンドグレードと同じような艶ですが、その分厚さが全く違います。
分厚さが違うのに、柔らかさと艶がハンドグレードレベルであることを考えると、本当に長く履けることが予想できます。
購入した今でも、その考えは全くかわりません。
靴のローテーションに数が十分足りていて、クロケットやグレンソンを2足買うのであれば、グリーンを一足買う方が、本当に満足すると思います。
一度、ストラスブルゴ等に行って試し履きしてはどうでしょうか。
ご返答ありがとうございます。
実際にいろいろな靴を履いてきた方の言葉だけに、とても参考になりました。
俄然グリーンを買ってみたくなりました。
機会を見つけて、ぜひ試し履きに行きたいと思います。
ぜひ、あのヒールのフィット感を味わってみてくださいね。
購入したら、また写真などなど見せてください。