大峡のコードバン長財布マチ有を買った

久々に財布を買いました。

革小物に始まり、革鞄や革靴の面白さや魅力にとりつかれ、早7年が経過しました。当時は22歳くらいだったと思います。その時は学生なので、高い財布を買えるようなお金もなく、いつかはこういう財布が欲しいなぁと夢見ていました。5年前にこんな記事をかいていました。

それが、大峡のコードバン長財布マチ有です。

今となっては、革モノの魅力に取りつかれてしまったので、値段的にも質的にも決してすごく良いと思える財布ではないのですが、やっぱり今財布を買うとなったときに、自分の思い入れのある財布を選ぼうと思い購入しました。

では、簡単に紹介したいと思います。

これが大峡のコードバン長財布です。色は紺を選択しました。コードバンとは馬のお尻の革で、繊維質が詰まっていてとても丈夫だといわれています。ただし、大峡のコードバンは少し革らしさを感じにくいなめし方になっていますね。後ろには今使っている長財布とカードケースが写っています。こちらの長財布に興味を持った方は、「大峡サンタクローチェ長財布の2年使用レポ」もあわせて御覧ください。

中には、このように沢山のカードケースが入ります。もちろん長財布なので小銭入れはついていません。小銭入れがついていると、ジャケットの内ポケットにいれたりするとかさばってしまいます。

縫製は基本的にとても丁寧で、革の切り返しの部分もきちんと当てられており、線が綺麗に入っています。縫製もまっすぐです。

しかし、革のつなぎ目の縫製は少し荒く、革を重ねる部分で本来は糸をまたぐように縫うべきなのですが、このように切り替わりを気にせずミシンを通しているように思われます。この辺りは、以下の写真の5年前に買った大峡の長財布では、きちんとまたぐように縫われていました。

このように昔の財布は丁寧にまたいでいますね。

コバは綺麗に磨かれていますが、少し蝋がはみ出ているようです。

このように革とは思えないような美しさがあるのも、大峡のコードバンの特徴で、友人の持っている大峡のコードバン財布は3年たってもこの美しさを保っていました。耐久性は非常に高そうです。

綺麗です。

右のカードケースは、ホーウィン社のシェルコードバンという、コードバンで世界最高級のものを使っていますが、やはりそれと比べるとコードバン独特なヌメッと感は足りていない気がします。

まぁでも、基本的にはとても気に入っています。この値段だと十分な品質と言えるでしょう。使ってみてこれからどうなっていくのか楽しみです。